新赤坂クリニック

日本人間ドック学会「人間ドック健診施設機能評価」認定をいただいて

人間ドックは50年前に先人によって始められました。当時は、約1週間の入院と現在のお金に換算すると数十万円という高価なものでした。もっとも当時は、戦後復興から間もなくで、現在のような成人病(平成8年 厚生省により生活習慣病と改名)時代ではありませんでした。しかし、その当時より、今日の生活習慣病の時代を予測し、人間ドックを推進されてきた方々の先見の明には頭が下がります。その後、日本は高度成長の波に乗って、経済大国となってきましたのは、周知の通りです。しかし、その反面、飽食、運動不足、ストレスの増加等により、生活習慣病時代となってまいりました。現代日本人の死因第一位はがんなどの悪性新生物、第二位が心疾患、第三位は脳血管障害となり、生活習慣病が上位を占めるようになりました。

生活習慣病の最大の問題点は、早期には症状が殆んど出ないこと、症状が出てくる頃は、手遅れになることが多いという点です。そのため、人間ドックによる、早期発見、早期治療をする「予防医学」が重要となってきました。厚生労働省でも、「健康日本21」として、予防医学を推進しております。50年前より始まった人間ドックも、医学の進歩により、半日ドック〜1泊ドックで、費用は4〜5万円、検査内容も50年前とは比較にならない程、細部にわたり調べられるようになりました。これに伴って、人間ドックを行う施設が急増してきました。そこで、日本人間ドック学会では、「人間ドック健診施設機能評価」という制度を作りました。これは、設備、医療機器などのハード面とその施設の基本理念、人的配置、システムなどのソフト面の両面から、第三者評価を行い、認定、開示するものです。これにより、受診者の方々が安心して、健診を受けられる施設認定をすることを目的にしています。

医療法人社団 健松会
理事長  松木 隆央

 

平成16(2004)年  
 人間ドック健診施設機能評価 第1号認定
平成21(2009)年  
 人間ドック健診施設機能評価 Ver.2.0により更新
平成26(2014)年  
 人間ドック健診施設機能評価 Ver.3.0により更新
令和2(2020)年  
 人間ドック健診施設機能評価 Ver.4.0により更新
   
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