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生活習慣病には“治療”よりも“予防”、つまり、症状が出るのを待つのではなく、自ら積極的に医師を訪れ、チェックすることが必要不可欠。それが「積極的な医療=ポジティブ・ヘルス・ケア(PHC)」なのです。
昔、人間の健康を脅かし、命を奪っていたのは“細菌”でした。しかし今、その細菌に取って代わったのは、悪性新生物(がんなど)や心臓病、脳血管障害(脳卒中)などの生活習慣病です。これら生活習慣病の特徴は、初期の段階では“ほとんど症状がでない”ということ。症状が出たときには、すでに手遅れ近くまで進行しているのです。ですから、PHCが非常に重要になるわけです。
死 亡 原 因 |
男 性 |
女 性 |
順位 |
死因 |
死亡者数 |
順位 |
死因 |
死亡者数 |
第1位 |
悪性新生物(がん) |
220,301人 |
第1位 |
悪性新生物(がん) |
152,877人 |
第2位 |
心疾患 |
96,151人 |
第2位 |
心疾患 |
108,052人 |
第3位 |
脳血管疾患 |
53,151人 |
第3位 |
老衰 |
75,901人 |
計
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690,704人 |
計
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649,729人 |
平成29年:死亡原因(厚生労働省「人口動態統計」より) |
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