No.32　2005.04,05,06

【Point１】懐かしく感じるのはＤＮＡの記憶

森の中に一歩足を踏み入れると、ひんやりとした空気の中に、何ともいえない懐かしい親しみを感じたことは誰にでもあることでしょう。これは遠い昔、森の中で暮らしていた私たちの先祖のＤＮＡが覚えているからなのです。

【Point２】市民権を得ているドイツの『森林浴』

１００年以上も前から『森林浴』を奨励しているドイツには、いたるところに森林浴施設があります。ジョギングのために用意されている小路、散歩道、野外アスレチック設備、テニスコート、プール、ピクニック施設、宿泊小屋……等々。森の中にただ身を置くのではなく、スポーツをしたり家族団欒を楽しんだりするためです。日本では、まだまだドイツに比べると森林浴の施設は少ないものの、少しずつ増えてきているのが現状です。

【Point３】森の芳香のもと“フィトンチッド”

森には、いつもさわやかで新鮮な空気があふれ、さらに森の芳香のもとである“フィトンチッド”があふれています。このフィトンチッドは、カシ、スギ、クス、トドマツ、モミ、ユーカリなどから多く出すといわれ、樹木が何百年も外敵から身を守るために出してきた物質なのです。

【Point４】きれいな空気を胸いっぱいに吸い込もう

森林浴は、マイナスイオン効果などによるストレス解消など、身体にいいことばかりです。そして、今こそ、１年間で一番森林浴に適した時期でもあります。緑の薫風を胸いっぱいに吸い込みましょう。